【ΩRαS】シーズン10使用構築 対面構築+積みサイクル
シーズン9の時からずっと対面構築と積みサイクルを融合できないかと考えていて、1シーズンの長い考察期間を経て出来上がりました。
対面構築と積みサイクルを融合させれば今までの対面構築より勝ち筋の幅が広がり動きに柔軟性が出るのではないかと考えたのがこの構築を作ったきっかけです。
また新しい構築を考えたいと思うのと今までにない形の対面構築の可能性を示す意味も込めてシーズン10使用構築として晒すことにします。
このPTの最高レートは2197 最終レートは2154でした。
勝率は6割でしたがスイクン入れてからは勝率が上がってレートも安定してたので実際にはもうちょっとよかった感じです。
今回使用した構築と配分詳細は以下の通りです。
対面構築でありながら積みサイクル的の動きも出来る構築に仕上げています。
積みサイクル始動役はガブから入ることが多かったです。
以下、個別解説。
メガ進化前特性:肝っ玉 メガ進化後特性:親子愛
技構成:捨て身タックル,不意打ち,冷凍パンチ,グロウパンチ
実数値:209-161-100-×-100-114
メガ進化後の実数値:209-194-120-×-120-124
配分:H228,A252,S28
H:クレセをグロ捨て身で飛ばしつつ確定生存するHP
(ゴツメダメ34×4=136,捨て身反動ダメ最高72 136+72=208)
A:ブッパ
S:最速61属抜き(準速70属抜き抜き)
対面性能の塊であるポケモンであるため対面構築においてこいつを入れない理由がなかった。
メインウェポンでありグロパンと合わせて爆発的な突破力を持てる捨て身、遅いSを補うための不意打ち、グロ冷Pでグロ捨て身でも相打ちに持ってこようとするカバを分からせたりガブマンダランド等の対面で安定して打てるようにするための冷P、物理受けを破壊するために必須のグロパン。
クレセやカバ、スイクン辺りがいても躊躇せず選出出来るような配分と構成にしました。
Sが遅いガルのため速いのと比べて上から殴れる機会が少なかったが珠ボルトの気合玉、珠マニュや珠ゲッコウガの桁繰り(補正なし珠ゲッコウガの桁繰りは低乱数1の12.5%落ち)を気にせず堂々とグロパン等を押せるのは魅力的であった。
後、思惑通り意気揚々と後投げしてきたカバをグロ冷Pで一方的にぶっ潰して裏も不意で縛るみたいな動きも出来たのは強かったです。
このガルーラはガルガルミラーしたら大人しく引くほうが吉です。
ガブリアス(陽気)@ラムの実 特性:鮫肌
実数値:183-182-116-×-105-169
配分:A252,B4,S252
シーズン7のガブマンダ構築でも使用したガブです。
通称ハイブリッドガブ
自身で舞って荒らすのもよし、ステロ撒いて積みサイクルの動きをするのもよしと言ったこのPTにおいて重要なポジションを担っています。
逆鱗と地震はメインウェポンなので言わずもがな。
ステロはリザガモスアローや襷潰し、後続で積んだときに確定数をズラすために採用、剣舞は自身の突破力を高めつつ物理受けを崩しにかかるために採用しています。
持ち物はカバリザ、カバルカイリュー、ラグマンダと言った欠伸で展開してくるのを阻害するためにラムを持たせています。
鬼火や逆鱗混乱、電磁浮遊のない威張ってくるクレッフィに強くなる点も見逃せません。
後は最低限の催眠対策も兼ねています。
そこを気にしないのであれば襷の方がいいです。(実際に襷が欲しい場面も多いです)
ゲンガー(臆病)@ゲンガナイト
メガ進化前の特性:浮遊 メガ進化後の特性:影踏み
技構成:シャドーボール,気合玉,挑発,道連れ
実数値:135-×-81-182-95-178
メガ進化後の実数値:135-×-101-222-115-200
配分:B4,C252,S252
対受けルメタ枠でありながら対面性能の塊である汎用性の高いゲンガー。
メインウェポンのシャドボ、バンギやメガガル、このPTによく出てくるブラッキーやポリ2を処理するための気合玉、電磁波やバトン系などを阻害するための挑発、1:1交換を簡単にさせる道連れ
処理したいやつを捕まえるためやガルを選出しない場合のメガ枠として襷ではなくメガストーンを持たせています。
やっぱりゲンガーはこの4つの構成が一番強くて汎用性が高いと改めて感じました。
ギルガルド(意地っ張り)@弱点保険 特性:バトルスイッチ
技構成:アイアンヘッド,影打ち,剣の舞,キングシールド
実数値:167-110-170-×-170-83 シールドフォルム
167-220-70-×-70-83 ブレードフォルム
配分:H252,A236,S20
H:ブッパ
A:余り
S:4振り61属抜き
龍やフェアリーが一貫してるのでそれを止めるための枠でありながらも対面性能、抜き性能共に非常に高い影のエース。
フェアリーや最高打点として打てるアイヘ、先制技として外せない影打ち、自身の抜き性能を高める剣舞、耐久の確保や接触技持ち、拘りにも強くなるキンシを採用しました。
弱保アイヘの火力はH4振りガルが乱1の50%、B4振りガブが乱1の62.5%で落ちます。
ステロと合わせるとH4振りガルが確1、B4振りガブが最低乱数以外1発になるのでステロと上手く組みあわせるとより効果的に使えます。
また、ステロと組み合わせることで1舞することによりガモス、H252振りのアロー、メガリザYを確1、素のリザにステロ半分入れつつB4振りのリザXを下2つ以外確定で落とせたりとガルドを起点にしようと出てきたのを返り討ちに出来ます。
なので前述したステロガブとの相性補完は抜群にいいです。
また、剣舞を見せた後のキンシがまず読まれることがなく試合を有利に進めてくれたシーンが多々あったのでこの型のキンシは非常に強かったです。
まさに対面構築と積みサイクルの融合を表現してくれるポケモンでした。
このガルドは恐らく誰にも使われてなかったと思います。
化身ボルトロス(穏やか)@お盆の実 特性:悪戯心
技構成:10万ボルト,気合玉,電磁波,悪巧み
実数値:185-×-90-148-139-135 ※個体値:30-×-31-31-31-31
配分:H248,C20,D212,S28
H:4n+1(お盆回復量46)
C:余り
D:特化リザYの晴れ文字耐え、無補正C252サンダーの眼鏡10万お盆込み2耐え)
S:最速70属抜き
S8、9で使用したいばみがボルトの技構成を弄っただけです。
ボルトミラー対策でありスイクンやゲンガーに強くしたいので穏やか。
それに加えて今回は積みサイクルの動きも出来るように悪巧みを搭載しました。
悪巧みを搭載したことにより穏やかサンダーや慎重アロー、ミラコで無理矢理見に来ようとするスイクン、受けループ辺りに強くなりました。
技構成はメインウェポンの10万,突破範囲を広げるための気合玉、足を奪って行動を封じサポートするためでもありながら無償で積める可能性のある電磁波、火力の足りなさを補う悪巧みにしています。
役割対象をしっかり見つつ硬い上に突破力のあるボルトは非常に強くて仕事をきっちりこなしてくれていました。
ただ、この個体値ならCの努力値8が余計だったのでそれをSに回して抜き抜きにした方が賢いと思います。
調整案貼り付けておくのでそちらを参考にすると自分の好みにカスタマイズ出来ます。
技構成:熱湯,凍える風,ミラーコート,リフレクター
実数値:207-×-173-109-135-115 ※個体値:31-×-31-28-31-31
配分:H252,B180,S76
H:ブッパ
B:余り
S:凍風1回で準速メガマンダ抜き
ガルガブミラーやマンムー等に強くするための駒でありながらも対面性能を出来るだけ高くする構成にしました。
メインウェポンの熱湯、Sを下げることで後続を動きやすくさせるための凍風、特殊相手にも打ち合えるようにすることで対面性能をより重視させれるミラコ、自身のガルガブマンムー辺りに対する役割遂行及び後続が積みやすくさせたり少ないダメで殴らせたり出来るようになるリフレクを採用しました。
持ち物はガルとかを削ったりするためのゴツメにしています。
リフレクにより擬似壁構築的な動きも確保出来ますしミラコでゴツメジャロ辺りを役割破壊しておいてガルをゴツメジャロで見ようとしているような構築を崩したり色々と役割を担ってくれていたのでスイクンにしたのは正解だったと思っています。
並びはガルガブゲンボルトスイクン@1みたいな今期非常によく見られたやつにたまたまなりましたが一般的な対面構築とはまた違った形の構築であり自分が対面構築を組むに当たって強いと思ってた積みサイクルとの融合をしっかり出来たと思ってます。
汎用性を失わないようにしつつ回りもしっかり固めた構築は強いと感じました。
以上で終わりにしたいと思います。
最後まで見て頂きありがとうございました!